

「民主主義」と「自由」を求めて立ち上がった香港人のパワーと不屈の持続力には
圧倒されるばかりだ。
かつての日本の安保闘争時にも、これに匹敵するような熱意とパワーがあったのだが、
残念ながら現在はすっかり牙を抜かれてしまった。
いや、国会前や沖縄では今も数多くの市民が立ち上がって権力に抗っているのだが
メディアはほとんど取り上げず、なかったことにされてしまっている。

覆ってはいけないことになった。
この条例の発動を聞いて、私はすぐに日本の「緊急事態条項」を思い浮かべた。
恐ろしさに顔がこわばってしまう。
ちょうど東京新聞にも同じ懸念が記してあったので、以下に転載する。
なお文中の赤線は、私が引いたものだ。


クリックで拡大


石油やマネーを強奪しまくってるの?
いったい何の権限で他国の政治に介入し、要人を殺し、多くの人々の暮らしを
壊し続けているの?
ねえ、おかしいと思わない?
それなのに、なぜこんな国に従属し続けているの?




父は東京・丸の内のHSBC(香港上海銀行)に長年勤めていて、アラブの人たち
とも付き合いがあり、小学生の私はアラブの切手を収集していたものだ。
正確には、イランはアラブでなくペルシャだが。

会談が、こんなアニメになったよ。
安倍ちゃんはトランプ大統領から預かった書簡(ラブレター)を、うまくハメネイ師に
渡せるかな?


なんの証拠も示さず「イラン」と名指しで非難する態度は、イラクの時とまったく同じだ。
ポンぺオ、ボルトンらのイラク壊滅願望の妄想はトランプにも感染したようだ。
しかも日本のタンカーを所有する国華産業の社長が機雷でなく飛来物によって
攻撃されたと断言しているのに、米国はイラン革命防衛隊がタンカーに機雷を
しかけて爆破させ、その後船体についたままの不発の機雷を回収しに小型船で
やってきたと言い張っている。

精鋭のイラン革命防衛隊ともあろうものが機雷の回収にやってくるなんてありえない。
あれはどう見ても、海賊のたぐいが何かめぼしいものはないかと盗みに近づいたと
私には思えるのだが。
これこそフェイク事件そのものではないのか。

写真:Pars Today
オマーン海でのタンカー襲撃事件

http://parstoday.com/ja/news/iran-i53776
オマーン海でタンカー襲撃事件、イラン国内の反応
オマーンの現地メディアは13日木曜、「オマーン領海でタンカー2隻が攻撃を受けた」と報じました。
奇しくも、安倍晋三首相がイラン訪問中、しかも最高指導者ハーメネイー師との会談中に起きたこの事件は、黒煙をもうもうと上げるタンカーの様子が速報されるなど、イラン国内でも大きく取り上げられました。
イラン政府のラビーイー報道官が、オマーン海で日本系タンカー2隻が攻撃されたとの報に対する懸念を表明し、この地域の政情不安から利益を得る人々の罠に注意するよう、地域の国々に警告しました。
ラビーイー報道官は13日木曜、「イラン政府は戦略的水域を含めた安全確保のため,地域の安全保障に協力する準備が整っている」と述べました。
イランのザリーフ外相は事件後すぐにツイッターで、「安倍首相とハーメネイー師が広範囲かつ友好的な会談を行っている最中に発生した、説明しがたい不審な攻撃」と投稿し、「イランが提唱する地域の対話が不可欠」とコメントしました。
イラン海難救助隊は、「オマーン海で攻撃を受けた」と報じられているタンカー2隻の乗組員あわせて44人がイラン南部ジャスク港に移送されたことを明らかにしています。
イラン南部ホルモズガーン州港湾航行機関のラズヴァーニー広報部長は、13日にIRIB通信のインタビューに応じ、これらのタンカーはジャスク港から25~28kmのところで火災に見舞われたとし、「タンカーの1隻はマーシャル諸島国旗、もう一隻はパナマ国旗を掲揚していた」と述べました。
同部長はまた、「マーシャル諸島船籍のタンカーはエタノールを積み出し、カタールから台湾へと向かう途中で現地時間午前8時50分に事故に遭遇した。イラン・ホルモズガーン州の救援救急センターの調整により、現場を通過中の船舶によって乗組員23人が救出された」と説明しました。
さらに、「パナマ船籍のタンカーは、メタノールを積み出しサウジアラビアからシンガポールへと向かう途中で午前9時50分に出火、その乗組員21人は周辺海域を航行中の船舶によって救出された」と述べました。
その後、イラン外務省の報道官が、安倍首相がイラン訪問中に発生したオマーン海での日本関係のタンカーの火災について、こうした不可解な事件に対する懸念の意を表明しました。
ムーサヴィー報道官は13日、ツイッターに投稿し、「イランは、これらの事件が地域の緊張緩和や治安確立に向けて地域内外のレベルで行っている努力や目標に逆行するものとみなす」と強調しました。
また、「イランは地域での協力や対話を支持する」と重ねて強調しました。


ところが日ロ関係も失敗、日朝関係も失敗の安倍首相が、性懲りもなく
こじれた米国とイランの関係を取り持ちましょうとばかり乗り込んだはいいが
ハメネイ師にピシャリと拒絶され、すごすごと帰るはめになった。
おまけに会談中にホルムズ海峡で日本のタンカーにも砲弾攻撃を受ける
始末で、あまりにあまりの体たらくに、ププッと噴き出してしまったワ


https://news.yahoo.co.jp/byline/kawakamiyasunori/20190614-00130114/
安倍首相のイラン訪問 緊張緩和の仲介とは程遠い中身と
日本側の甘い評価 川上泰徳 | 中東ジャーナリスト
安倍首相、ハメネイ師会談を「指導者:米国との対話はない」
と報じるイラン英字紙
米国とイランの緊張緩和のための仲介を目指して行われた安倍晋三首相の2日間のイラン訪問は12日、ロハニ大統領と、13日、最高指導者ハメネイ師との会談を行ったが、13日にホルムズ海峡であった日本のタンカーなど2隻への砲弾攻撃によって、国際ニュースから吹っ飛んでしまった。イランでの報道をみると、米イランの仲介という点では、安倍首相の訪問は完全に失敗だった。それに止まらず、状況は対話とは逆方向に進んでいることを印象づける結果となった。
安倍首相とハメネイ師の会談について、首相官邸サイトでは次のように書いている。
イランの最高指導者である、ハメネイ師と直接お目にかかり、平和への信念を伺うことができました。これは、この地域の平和と安定の確保に向けた大きな前進であると評価しています。またハメネイ師からは、核兵器を製造も、保有も、使用もしない、その意図はない、するべきではないとの発言がありました。
一方、ハメネイ師の公式ウエッブサイトから発信された情報では首相官邸の談話にはないメッセージがある。首相官邸の簡単な談話に比べると、安倍首相との会談をほぼ網羅していると思われるので、長くなるがイランの主要メディアのファルス通信から引用しよう。
会談の中で安倍首相がハメネイ師に「私はあなたに米国大統領のメッセージを渡します」というと、同師は「私は日本が誠実で善意に基づいていることに疑いはありません。しかしながら、あなたが米国大統領について言ったことについては、私はトランプを私がメッセージを交換するに値する人間と考えていません。私からはいかなる返事もありませんし、将来においても返答するつもりはありません」と答えた。
安倍首相が米国はイランが核兵器を製造することを阻止するつもりであると語ったことに対して、ハメネイ師は「私たちは核兵器に反対しています。私のファトワ(宗教見解)は、核兵器の製造を禁じています。しかし、私たちが核兵器を製造しようと考えれば、米国は何もできませんし、米国が認めないことが(製造することの)障害にはならないことは、あなたも知るべきです」と語った。
さらに安倍首相が「トランプ大統領はイランの体制転覆を考えているわけではありません」と語ったのに対して、ハメネイ師は「我々と米国との問題は米国がイランの体制転覆を意図しているかどうかではありません。なぜなら、もし、米国がそれ(イランの体制転覆)をしようとしても、彼らには達成することはできないからです。米国の歴代の大統領たちは40年間にわたってイスラム共和国を破壊しようとしてきましたが、失敗しました。トランプがイランの体制転覆を目指していないと言っているのは、嘘です。もし、彼がそうできるなら、するでしょう。しかし、彼にはそれができないのです」と述べた。
また安倍首相が米国は核問題でイランと協議することを求めている、と語ったのに対して、ハメネイ師は「イランは米国や欧州諸国との六か国協議を5年から6年行って、合意に達しました。しかし、米国は合意を無視し、破棄しました。どのような常識感覚があれば、米国が合意したことを投げ捨てておきながら、再度、交渉をするというのでしょうか? 私たちの問題は、米国と交渉することでは決して解決しません。どんな国も圧力の下での交渉は受け入れらないでしょう」と反論した。 安倍首相がトランプ大統領の言葉として「米国との交渉はイランの発展につながる」と語ったのに対して、ハメネイ師は「米国と交渉しなくても、制裁を受けていても、私たちは発展してきます」と答えた。
ハメネイ師から公式に発表された安倍首相の内容を見る限り、安倍首相が提示したトランプ大統領のメッセージは、ことごとく拒否されている。米国との仲介者を演じる安倍首相にとっては取りつく島もなく、イラン訪問は完全に失敗したと評価するしかないだろう。 (以下略)


う~っ、長かったなあ。
30年前に同人誌に、未来世界でのウクライナ政治闘争を題材にしたSF小説を
書いて以来、ウクライナとロシアの政治状況をずっとウォッチしてきたが、現実世界
ではおかしな方向に向かいながら、なんと英米の介入でトンデモ・ネオナチ政権
までできてしまい、私としては傷心の長い年月が流れたのである。

の人々は良い選択をした。
ゼレンスキー氏は「これまでの(停戦合意の)ミンスク協定の方向性で、停戦を履行する
方針だ」と述べており、世界の一角で新たな平和の種が芽生えることを心から願いたい。

写真はBBCより
大統領選に勝利したヴォロディミル・ゼレンスキー氏


これはヤバいとおしりに火が付いた状態になったトランプは、一気にテンションを
下げてそわそわし出し、これが原因で首脳会談はご破算に追い込まれてしまった。
首脳会談に公聴会をぶつけてきたのは、例によって例のごとく、トランプを追い落としたい
米国軍産(複合体)ネオコンの連中である。
朝鮮半島が平和になってしまったら、戦争関連で食ってる彼らは窮してしまうからだ。
トランプの側近のポンペオやボルドンだって強硬派だから、最初から平和路線は風前の
灯火みたいなものだった。

3月1日のNHKBS1「キャッチ!世界のトップニュース」より。

米国:トランプ大統領
北朝鮮が求めた見返りは「経済制裁の全面解除」で
提示してきたのは「ニョンビョン核施設の廃棄」だ~け。
ニョンビョン周辺には300もの施設があるっていうのにさ。

北朝鮮:李容浩(リ・ヨンホ)外相
ちょっと…!
われわれが要求した見返りは「制裁の全面解除」ではなく
「一部解除」ですがな。

韓国:大統領府報道官
トランプ大統領が明らかにした
持続的な対話の意志と楽観的な見解は
次の会談に向けて明るい展望をもたらしました。
今回の結果をもとに、今後も活発な対話が
持続することを期待してます。

中国:外務省 陸報道官
双方は対話を続けて、互いの懸念に配慮し
米朝だけでなく、世界が望む成果を達成することを望みます。
中国は引き続き和解を促し、朝鮮半島の非核化と平和体制の構築を
同時に進めていくことや、双方が互いに歩み寄ることを提起していきます。

ロシア:大統領府 ぺスコフ報道官
明確な合意には至らなかったようですが
交渉のプロセスが途絶えていないことを
われわれは前向きにとらえています。
双方が柔軟性や譲歩を示し、
少しずつ合意にたどり着く必要がありますね。

日本のコメント? さあ、なかったみたいだけど。
いつだって「トランプ大統領の言ったことを全面的に支持します」ばかりだもの。
聞いてもしょうがないよね。
というわけで、またいつの日か米朝首脳会談が開催できることを強く望みたい。


朝日新聞 2月26日 写真はロイター通信
ベネズエラの首都カラカスで21日、軍関係者とテレビ会議に参加する
マドゥロ大統領(中央)

米朝首脳会談にピタリとぶつけるように、トランプ大統領の元顧問弁護士コーエン氏の
公聴会がワシントンで開かれた。
米国では歴史的な首脳会談よりもこの公聴会の方が多く報じられ、結果として
首脳会談が決裂する形になった。

日本をはじめどれだけの国に介入し、選挙を操り要人を暗殺し、数多くの一般人を
苦しめてきたことか…

直近では南アメリカのベネズエラへのあからさまな介入だ。
日本や欧米のニュース番組ではマドゥロ大統領を極悪の独裁者と断じ、傀儡の
グアイド国会議長を暫定大統領として認める報道をしている。
また人道支援物資の搬入トラックが炎上したのもマドゥロ大統領の差し金だと
しているが、これはグアイド側が火炎瓶を投げて炎上させたことがわかっているし、
支援物資の中身がゴミ同然だとも言われている。
たしかにマドゥロ大統領は独裁的だが、そうだからといって他国を土足で踏みにじる
ような真似は許されない。ウクライナに介入した手口とまったく同様だ。
なぜ米国だけがこうした傍若無人な行為を許されるのか、昔のローマ帝国では
あるまいし、まったくもって私には理解不能である。
ただ朝日新聞が状況を客観的でより正確に報じているので、以下に転載する。

https://www.asahi.com/articles/ASM2V4WQWM2VUHBI02B.html
親米国も軍事介入を拒否 ベネズエラ巡り米州14カ国
政情不安が広がる南米ベネズエラ問題について、米州諸国14カ国でつくる「リマ・グループ」は25日、コロンビアの首都ボゴタで開いた会合で、「平和的な解決」を求めることを確認した。ペルーのほか親米国のブラジルやコロンビアも軍事介入を拒否した。そのうえで、公正で民主的な選挙の実施をベネズエラに求めることなどを決めた。
米副大統領、軍事介入の可能性も示唆 ベネズエラ問題
反マドゥロ大統領派で暫定大統領を宣言したグアイド国会議長は、23日に人道支援物資の搬入に失敗した直後、「あらゆる選択肢を排除しないよう提起する」として、各国に軍事介入も検討するよう求めていた。
軍事介入に慎重な中南米各国に対し、会合に参加したペンス米副大統領は「平和に民主化が進むことを望んでいるが、トランプ大統領が明言したように、あらゆる選択肢がテーブルにある」と発言。軍事介入の可能性を示唆した。支援物資の運び込み阻止に加わった政権側の知事らに制裁を広げることも明らかにした。(ククタ〈コロンビア〉=岡田玄、ワシントン=染田屋竜太)


趣旨とは真逆の「反グローバリズム」を掲げるトランプ大統領が参加して話題に
なった。反対に日本は安倍首相はじめ閣僚が欠席したが、悲しいことにそれは話題
にすらならなかった

以下の写真は、1月28日のTBS「サンデーモーニング」より。
写りが鮮明でない点は、ごめんなさい。
PCもデジカメも人間も、ポンコツ化が加速してるでござるヨ。

はーい、よう来なさったな。
うむ、来てやったゾ。

保護主義は世界の問題の解決にならない。
EUの大黒柱・ドイツのメルケル首相。

グローバル化は危機に直面している。
グローバリズムの申し子
フランスのマクロン大統領。

出た\(◎o◎)/!
人間界を牛耳ってる悪魔の一人
ジョージ・ソロス。
ヒラリー、ネオコン軍産、シオニストといった
戦争屋・金融資本家陣営の人。
いくつもの国を破滅させ、あまたの人々を
不幸に陥れてきた悪魔だが
その背後にはさらなる悪の大王がいる。

ソロスの鼻に鼻パッチンして
鼻血ブーにしてやりたい。


西側に対する、いわゆる東側のロシアはどう伝えたか?

7月にウクライナ国籍を剥奪された、前オデッサ州知事で、元グルジア大統領のミハイル・サーカシビリ氏は、きょう国境検問所を通りウクライナに入国しました。本人は市民の支持で入国できたとしていますが、内務省が氏の入国を阻止しなかった裏側には、別のところからの指示があったとみられます。報告をご覧ください。

法治国家であれば、法を無視して国境を越えることは犯罪ですが、ウクライナでは観客を楽しませるショーさながら、テレビカメラと議会の支援グループに迎えられ、サーカシビリ氏は無事ウクライナに入国しました。

入国の理由はもちろん、ポロシェンコ大統領への反旗です。

サーカシビリ「あの大統領は倒れます! あの政権はなくなります!」
なかなかに過激な発言ですが、実は今年の夏、サーカシビリ氏はウクライナ国籍を剥奪されています。パスポートを所持していないため、検問所では審査が長引きます。

そこへ現れたのが、入国を支援しようという一群の若者。
国境の警備をものともしません。

サーカシビリ氏のそばには常に、全ウクライナ連合「祖国」のティモシェンコ党首が付き添います。

過去のいきさつは水に流したということでしょうか。
(大統領時代、会見の最中にむしゃむしゃネクタイを口にほおばって周囲を唖然とさせたことなど)

政治評論家のコメントをお聞きください。
「ティモシェンコ氏は、最近アメリカを訪問しています。たぶんそこで、すべてが決まったんじゃないでしょうか。ウクライナの現政権を倒すための、いわば魚雷として選ばれたのが、元グルジア大統領のサーカシビリ氏というわけです」

ティモシェンコ氏は、ウクライナのアバコフ内相(上の写真)と内密に会っていたといいます。すると、今回の治安機関の対応も納得がいきます。

アバコフ内相はきょう、サーカシビリ氏に移民局に出頭するよう指示しましたが、本人はリボフ市内を散策。ホテルの前でスピーチを行いました。
サーカシビリ「皆さん、ご心配は無用です。私はきのう、ここに到着しました。ポーランド側にウクライナの正式な書類を提示し、スタンプを押してもらいました。ウクライナ市民として入国したのです!」
専門家は、難民の資格を与えられるとみています。

それにしても米国にいいように使われているサーカシビリが、少し哀れでもある。
